大人には見えないもの
皆様、こんにちは。茨城県ひたちなか市にある、プチ結婚式場&ウェディングフォトスタジオ「アンシャンテ」、ドレスショップ「ブランシェ」のマネージャー、小野哲人です。
皆さん、「猫バス」って知っていますよね?そうです。宮崎駿の「となりのトトロ」にでてくる、猫の形をしたバスの事です。
先日、読んでいた本の中に、私がとても感動した逸話が載っていたので紹介します。ちなみにこの本は宮崎駿とは全く関係のないマーケティングの本です。
宮崎駿が主催のスタジオジブリが東京都三鷹市にジブリ美術館を建設する前のこと、スタッフ皆で様々なアイデアを出し合って、美術館の構想を練っていたそうです。
そのひとつに、三鷹駅からジブリ美術館まで、猫バスを走らせて、猫バスでお客様を送迎すれば、お客様は喜ぶんではないか?との意見があり、それはビジネス的にも、当たるのは間違いないので、当然スタッフ全員賛成です。
そして、時間をかけ案を練って、あとは当の宮崎駿監督の最終的なOKサインを頂くだけです。
スタッフが意気揚々と猫バスの案を監督に伝えると、監督の答えは 「猫バスは大人にはみえません。だから猫バスが道路を走るわけにはいかない。」と答えたそうです。皆様もご存知の方も多いと思いますが、「となりのトトロ」の中に出てくる「猫バス」は子供しか見ることの出来ないもの、という設定になっています。
僕はその答えに感動しました。僕だって会社を経営している立場です。「猫バス」がどれだけ有名で、ブランド価値があって、「猫バス」を走らせたらビジネス的にも成功間違ないことなんて判断できます。そんな事はバカな僕だってわかります。でも宮崎監督は、実際の映画のストーリー通りに、純粋に「猫バス」の案を却下しました。そこには、「儲け」とか「猫バスの更なる知名度アップ」とか、大人が考えそうな事は一切ないのです。これって、素晴らしいことですよね。
僕は自分が恥ずかしくなりました。たとえば同じ立場だったら、宮崎監督と同じ決断ができただろうか?物事を損得でとらえず、もっと大きな観点で考えていますよね。僕も少しでも、見習わなければならないと痛感しました。
本当の大物は、やっぱり考え方というか、全てが、僕のような凡人とは違いますね。このような純粋な考えを持っているから、あのような人々がひきつけられるストーリーを考え、あのような絵が描けるんですよね。はなから、「猫バス」をあとから、商的に使用する事を前提に考えているような人であったら、あんな名作はこの世に生まれてませんよね。
私は、特に宮崎駿監督が好きだったわけではありませんが、その逸話を読んで以来、ファンになりました。本当に、子供の気持ちを大切にする純粋な方です。私も3人の子供を持つ父親なので、いろいろと考えさせられました。
親が子を殺し、子が親を殺し、世界ではあらゆる紛争が起こっているような時代です。この世の中を少しでもかえるためにも、宮崎駿監督のような純粋な気持ちを持つことが本当に大事なんだと、思いました。
私どもも、アンシャンテ、小野写真館を通して、お写真を通して、多くの笑顔と元気を地域社会に与え、少しでも社会貢献をできればと思っております。
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