アンシャンテ

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312-0042
茨城県ひたちなか市
東大島4-2-12

tel.029-354-6432

営業時間/10:00〜19:00
定休日/火曜・第2水曜

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アメリカでの生活 Part3 「涙の出産編」

  皆様、こんにちは。茨城県ひたちなか市にある、プチ結婚式場&ウェディングフォトスタジオ「アンシャンテ」、ドレスショップ「ブランシェ」のマネージャー、小野哲人です。

 今日まで出張です。4日間、つまらない僕のブログにつきあって頂きありがとうございます。

 まずは「アンシャンテ誕生物語」を読む人はココをクリック。

アメリカ生活、赤ちゃん出産編のPart1「渡米前に妊娠が判明」編を読む人はココをクリック。

Part2「産婦人科探しから、感動の出産直前まで」編を読む人はココをクリック。

 明日からは、お客様のお写真を中心に掲載していきますのでよろしくお願いいたします。

 最後は、「涙の出産編です。」

 出産直前、私は毎日、学校に課題にで大忙しでした。ですので、授業中も、スタジオで撮影中も、いつ携帯に陣痛の連絡があってもおかしくないのです。その時の授業は、毎日スタジオにグループで10時間程度こもっている事も多かったので、いつもドキドキでした。

 そして、2月13日夜に記念として、私が嫁の妊婦姿を写真におさめました。私はその夜、通っていた大学の日本人の集まりで、友人宅に行ったのです。その後夜の1時頃に帰宅すると、嫁は冷静に「もしかしたら陣痛きたかも?」って言うのです。

 裏話ですが、このような陣痛がおきていた状況で、嫁は冷静にネイルをぬっていました。ちょっと僕には理解できませんでしたが、出産の時に少しでも綺麗な状態でいたかったようです。

 僕はすぐに病院に連絡をし、長女を起こしました。その時長女はまだ5歳でしたが、本当にこれから赤ちゃんが産まれるという事を理解してか、夜中2時に起こしても、騒ぎもせずに、ずっとお利口にしていました。そして出産が終わるまで、何一つ騒がずに、出産に立会ったのです。もしかしたら、長女も何度も産婦人科にいきましたし、なんとなくこのような状況を理解していたかもしれません。僕は、その日長女の成長を感じて嬉かったのを、覚えています。

 そして車で約20分、夜中の2時すぎ頃に病院に到着し、個室にいきました。それから、生まれるまでの約8時間、僕は通訳も兼ねて壮絶な出産に立ち会いました。もし、日本であれば出産に立ち会わなかったと思います。

 僕はついていました。子供の産まれる瞬間のあの感動、そしてなにより、嫁の痛みや苦しみをずっと見ていたのですが、僕はその壮絶な状況を見て、あの痛みの中で出産する嫁を見て、尊敬の念を抱けるようになりました。僕には絶対に絶えられないと思いました。

 もしアメリカへいかなかったら、あの赤ちゃんが生まれてくる瞬間を見れなかったら、と思うと、それだけでもアメリカに行った価値がありました。

 嫁から赤ちゃんが産まれる瞬間、泣き声が聞こえた瞬間、今でもその事を思い出すと涙がでるくらいの感動でした。そして気づいたら、産まれた日は私の誕生日と同じ2月14日だったのです。もし日本で産まれていたら、時差の関係上15日だったので、なんか運命を感じてしまいました。

 お腹の赤ちゃんも、出血により早産の可能性があったものの、予定日より2週間ほど早かったものの、元気よく生まれてくれました。それに、妊婦の記念としてお写真をとった、ほんの数時間後に陣痛が始まったのです。

 もしかしたら、お腹の赤ちゃんが、僕が写真を勉強していて、ずっと撮ろう、撮ろうって言っていた、嫁の妊婦姿を撮影した時点で、もういいだろうって出てきてくれたのかもしれません。私が写真を撮るまで、お腹の赤ちゃんは、必死で、でてきたかったのを我慢していてくれたのかもしれません。それに偶然にも学校が休みの日だったのです。お腹の中の赤ちゃんが、僕の勉強や授業に気を使ってくれたとは思いませんが、そう思わずにはいられませんでした。

 留学を決意し、妊娠が判明し、病院を探し、出産までの出来事は、我々家族にとって忘れられない出来事です。嫁も、私も、長女も、お腹の中の赤ちゃんも、皆で協力して、そして数多くの人の助けを借りて、なんとか、アメリカで感動の出産までこぎつける事ができました。

 そして、今年、もうひとつの奇跡が起きました。このアンシャンテがオープンしたまさにその日、3月31日に次男が産まれたのです。僕は、今回の出産は仕事もあったので、もし仕事中であれば、出産に立ち会えない事は覚悟していました。

 しかしながら、3月31日の午前7時頃陣痛がきて、その後病院にいき、出産は多分お昼前後だろうと先生はおっしゃっていましたが、急きょ陣痛が進行し、なんとまたまた、出社前に出産に立ち会えたのです。

 僕は男性の方には是非とも、出産に立ち会って頂きたいと思います。おおきな感動とともに、男性では耐えられない痛さに耐える、嫁を見ることによって、その状況を見ることはとてもつらい事ですが、またひとつ大きなものを得られると思います。

 アメリカで産まれた男の子も、今ではやばいくらい元気いっぱいです。会社に帰って寝るまで、ずっと走り回っています。以前は恐竜が大好きで、「ウワーウワー」何処でも叫んでいましたが、今のブームはアンパンマンです。家に帰るなり、アンパンチが飛んできます。長女も今では小学校2年生。アメリカ時代と比べると、たいぶ大人になりました。家族についてはこのブログで紹介しています。 

 この4日間、僕個人の日記に付き合って頂いてありがとうございました。

 アンシャンテでは毎月多くの結婚式があります。結婚するという事は、新しい家族の誕生を意味します。この素晴らしい家族がアンシャンテから誕生する事に、誇りを持ち、素晴らしい家族の誕生に少しでもアンシャンテがお役に立てれば嬉しい限りです。

 私ども家族は、現地で様々な人の支援があり、アメリカ生活を満喫する事ができました。その方への恩返しも込めて、今度は家族が受けた恩を皆様に返す番です。

 アンシャンテを通して、皆様の幸せをプロデュースしていきたい。そして幸せの瞬間を「カタチに残す」素晴らしさを、多くのカップルに伝えていきたい。それが僕の、アンシャンテの、そして小野写真館の使命です。
 

 アンシャンテネクストにアメリカの写真大学時代に撮影した作品を掲載しました。そこには、私の家族である、嫁、長女、アメリカで生まれた長男の写真も掲載しています。時間がある方は、アンシャンテネクストのstaffのマネージャーをクリックし、下の部分、「マネージャーのギャラリーへ」をクリックして下さい。

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小野写真館の会員制撮影システム、ラブリーストーリーがお蔭様で1700組を超えました。本当にありがとうございます
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